重ゲーのススメ
この記事はボドゲ紹介02 Advent Calendar 2016の5日めです。
はじめに みなさん普段どんなボドゲをしていますか?
対戦が好きな人、協力が好きな人、アブストが好きな人、トリテしかしない人などなど、様々だと思います。
そういうジャンルとは別に重ゲーと呼ばれる種類があります。見ての通り時間的に、ルール的に重いゲームです。
短時間でできるゲームと違い、あまりする機会がなく悲しいのでこの場で広めれたらなと思います。
電力会社 最初に紹介する重ゲーは「電力会社」とものです。2004年に発売された古いゲームですが、根強い人気があり今でも拡張や新板が出たりしています。 僕が持っているのは「新電力会社デラックス 完全日本語版」です。 なにが「新」で、どう「デラックス」なのが知りませんが…
ゲームの目的 各プレイヤーは電力会社の経営者となり北米(もしくは欧州)に発電所を都市に立てていきます。 発電をして都市に給電するとお金がもらえ、お金を使って事業を発展させていきます。 最終的に一番多くの都市に給電出来たプレイヤーが勝者となります。
これだけ書くとよくある拡大再生産系のゲームです。
ルールの概要 (注:大体の流れが分かるように重要なところだけ説明しているので完全なルールではありません。)
ステージ、ラウンド、フェーズ このゲームは3ステージからなり、各ステージは複数回のラウンドからなります。 各ラウンドは5つのフェーズがあり、各フェーズを全てのプレイヤーが順番に行います。
フェーズは以下の5つです。
順番決定 発電所オークション 資源購入 建設 管理 発電所オークション フェーズ 担当プレイヤーが上段の発電所のうち一つを選んでオークションを行います。 入札後新たに発電所の山札から一枚補充します。このとき順番は発電所の番号(価値)の順に並べ替えます。(なのでオークションでは見えている8枚のうち価値の低い4枚が入札できます)
この発電所によって、発電に必要な資源の種類と量と発電したとき給電できる都市の数が違います。
資源購入 フェーズ 発電所に必要な資源を順番に購入します。このとき順番は以前の逆になります。 また、資源は発電所が消費出来る資源の2倍までしかストックできません。
資源の値段は市場によって決まります。資源が枯渇すると高くなり、余ると安くなります。
この写真の場合、石炭2、天然ガス3、石油3、ウラン1です。
建設 フェーズ 盤面の都市に発電機をお金を払って設置できます。この時以下のルールが適用されます。
自分の発電機がある都市と隣接していないといけない。 同じ都市には同じプレイヤーは2つおけない。 都市における発電機の数は上限がある。(3ないし6) 建設にかかるコストは都市に建てるコスト+電力網の接続コストです。盤面の都市と都市を繋いでいる管に書いてある数字が接続コストです。
管理 以下のことをします。
発電による収入 資源の補充 発電所の更新 発電は発電所から資源を取り除き、都市に給電します。もし給電できる都市がなければ、その電力は無駄になります。
重ゲーポイント ほぼ完全情報ゲーム 発電所の出現だけはランダムですが、プレイヤーが持つ全ての情報は公開情報です。考えれる情報があるということはそれだけ考える時間が延びるということです。 また、同じ状態というのが基本的にありません。プレイする順番によって資源の値段も建設コストもまるっきり変わってきます。